よもぎ餅紀行
2006
なんとか平和に仕事が終わりマシタ。さすがに今日年賀状を出す人はそんなに居なかったネ。
嘘デス。千枚単位で有りマシタ。しかし一つ言っておこウ。
”オマエラ31日に年賀状出して1日に届くと思うなヨ?”
タブン届きマセン。一応地区分けまでしましタので明日家ごとに分けると思いマス。
ハイこんばんハ。
残業2時間で済むとは思っていませんでした。後は局員サンにオマカセ。頑張ってクダサイ。
サテさて、年越し蕎麦も食べたトコロで何書こう?<<知るカ。
世間一般では今年を振り返ったり、来年の抱負を語ったりするのでしょうガ、メンドクサイのでパスでス。
そーいえば今年はハタチになったノデ年が明けたら成人式がアリマスネ。
20歳。生まれて20年経ったワケですガ、2万年生きたい私にとってこの地点は千里のウチの一里目に当たりマス。
1/1000。千分率で1%まで来ましタ。ヨシあと19980年。
。。。きっついナァ。。
頑張ってお金稼いでどっかの山奥にでも引き篭もりたいものデス。
ふぅ。それでハ今日は鐘つきに行かなくてはイケナイ上に明日は朝からお仕事なので今の内に少し寝ておこうと思いマス。さすがに明日は残業するほど仕事はナイでしょウ。無いよネ?皆まさか明日年賀状出そうなんて思ってないよネ?よしOK。
それじゃあミナサン良いお年をノシ
2006
世間では『今年もあと2日だネ』とか挨拶するのがポピュラーの様ですガ、はみ出し者の私は少し趣を変えてみたいと思いマス。
”ただ終わるだけでワーワー騒がれるなんて幸せだな12月めッ”
ハイこんばんハ。
ミナサマはもう仕事収めでしょうカ?私のバイト先・郵便局はこれからが修羅場デス。
今日の午前中で溜まった年賀状の精査と地区分けは終わりましタ。
ギリギリで悪あがきして投函する輩が大量に居ない限り、明日は今まで処理した数万の年賀状を各家毎に分ける作業に集中することになりそうデス。もう出すヤツは居ないよネ?<<ウチの弟
がさっき出してタ
今日の残業は3時間。明日のシフトは午後1時から。恐らくほぼ全ての年賀状をかき集めたトコロで一気に処理する仕事をさせられるのでしょウ。
タブン、全部終わるまで帰れナイ。
高校生の子はあんまり残業出来ないらしいのデスが、私はもうハタチなので容赦なく使われそうデス。儲かりそう。
まぁ残業バンバン入れられると疲れるのは確かデスガ、イラストレーターなんて職業を目指してると”仕事に使って貰える”というのが無条件に嬉しく感じられるものデス。
。。。なんてちょっとそれっぽい事言ったトコロで今日は明日の修羅場に備えて寝ることにシマス。
・・
・・・
・・・・
・・・・・
。。。。。
。。あ、明日書けるか分からないから今日の内に書いておこう。
ミナサマ良いお年を
2006
今日も残業がありました。明日もタブンあるでしょう。課題が出来ナイ。残業無くてもしないケド。
ハイこんばんハ。
今日は昔から不思議に思っていた現象が解明されマシタ。
ミナサマは”名前しか書いてなくても年賀状は届く”という都市伝説をご存知でしょうカ?
私は昔からちょくちょく聞きつつも実物を見た事も、実際試してみたこともなかったノデ真偽は闇の中でグッスリ眠っておりマシタ。
それが今日、判明したのデス。
結論から言いましょウ。届きマス。
何故なら、私達が一枚一枚名前を見て家ごとに分けるからデス。
前回お話しました仕分け過程で郵便番号下2桁ごとにわけた後の工程は、さらにご近所さん10件ごとくらいに分ける仕事でしタ。
そこから家ごとの家族構成表を見ながら一軒一軒分けていくのデス。手作業で。
なので、まぁ名前だけ書いてても同じ村の中に同姓同名でも居ない限り、居たとしても字の感じから年齢を推測してそれぞれの家に分けられマスので届きマス。タブン。
同学年で同じ村に同姓同名が居た場合?そりゃアンタ、かなりご近所に同い年の同姓同名が居るって事よ?その上で住所書かずに送ったら届かなくても文句言う権利はニャースだニャース(何
でも、住所きちんと書いてあるとわざわざ家族構成表から名前探す手間も省けるので5倍くらい楽デス。
だからサ、年賀状書くんだったら最後の番地まで書こうよ、な?
なんで○○町~~(村名)まで書いてあって最後の数字3~4桁が書いてないのサ。
挙句自分の住所は番地まで書いてるしサ。
うん、分かった。私ゃよーく分かった。皆書くの面倒くさいんだな?そーだな?
オーケィ、取り敢えず、出すなら住所くらい最後まで書こうネ。
あと、名前間違ってる人が結構居たネ。皆は大丈夫カナ?
大阪とか大都市はどうか知らないケド、微妙以下の規模の街の年賀状仕分けはどうやら手作業のようデス。ミナサン郵便屋サンの負担軽減にご協力クダサイ。
2006
仕事がものっそい増えてきました。ミンナ今頃慌てて年賀状出してるナ?
ハイこんばんハ。
更新日は29日ですガ、便宜上28日の内容を”今日”と表記シマス。実家は中々PC使えんのデス。
ハイ、今日は処理しても処理しても年賀状が次から次へと運ばれてくるため残業が5時間ほどありマシタ。
この残業分の給料でタブン、ライトボックス予算の50%は稼げたと目算しておりマス。
えー、”年賀状は25日までにお出し下さい”と郵便局に書いてありマスので25日は仕事多かったデスガ、今日は更にその4倍くらい多かったデス。
ミンナ、年賀状は程よく日をズラして出してクダサイ。明日も多そうダァ。
サテ、年賀状の仕分け工程を簡単に説明致しマショウ。別に守秘義務には引っかからないハズ。
1:ポストから回収
これは局員サンのお仕事。バイトの私たちには関係無いですネ。
集めた年賀状はデカイ箱に詰められて私達の作業場へ運ばれマス。
↓
2:町内外分け+精査
集めた年賀状はまず私達が一枚一枚郵便番号を見て町内行きと町外行きを分けマス。
その際ついでに以前お話しました”機械に通せないハガキ”を弾いていきマス。シールとか貼ってあったり郵便番号書いてないヤツです。
↓
3:町内分を仕分け
2で町内に分けたものを今度は各地域毎に分けていきマス。郵便番号下2桁毎デスネ。
ただ番号下2桁だけを見てポイポイ箱に放り込んで行ければ楽なのデスガ、番号と住所は一致してない事が結構あるのでキチンと住所を見て仕分けシマス。目が疲れる。
↓
4:配送ルート分け
3で地域毎に分けたら今度は地域毎に何本か有る配送ルートに沿ったモノ毎に分けて行きマス。多分。
この過程は研修で概要をチラっと聞いただけでまだ実際にやらせて貰っていマセンので詳細不明。
タブン、この過程が終わると後は保存されて元旦に外務サンが配るのデショウ。
。。ハイ、適当に説明しましたガ、私の仕事は主に2と3デス。
今後、2と3の処理済みが溜まって新たなポスト回収分が減ってきたら4にも参加していくと思いマス。
この2と3の作業は全て立ったまま行いますノデ目と足と肩がものっそい疲れマス。椅子プリーズ。
どうでも良いデスガ、4の作業部屋には何故か椅子が有りマス。3にもプリーズ。良い身分ダナ貴様ラ(4の方々)
ちなみに2と3の作業は基本的にバイト4,5人で行いマス。今日は結構4に人取られたので3人でしたガ。
で、仕分けする枚数は一日万単位デス。郵便番号が夢に出そうデス。
。。余談:夕方、仕事が中々終わらずに2と3の仕分けに参加する局員の方々の会話。
局員A「うーん。。明日は人増やしますかねえ。。?」
局員B「増やしたら人件費かかるやんか。まぁバイトは安いからええケド。」
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・・・・・・
。。。。。。
ウルセェヨ
2006
今日も元気に年賀状の仕分け仕分け仕分け。
ハイこんばんハ。
どうにも風邪が流行っているようで、今日私の隣で仕分けしていた高校生もゴホゴホふらふらしておりましタ。
今日の仕事は延々と郵便番号を参照してハガキを村毎のボックスに放り込む作業でしタ。
ウチの町は郵便番号の下4桁が”22○○”。
○○の部分の数字を見てその地域のボックスへ放り込めれば良いのですガ、ぶっちゃけ100枚に数枚は違う番号書かかれているのでアテになりまセン。
しょうがないので一枚一枚住所を見てボックスに入れて行くのですガ、中には住所も現在主流に使われているものと違うマイナーな呼称で書かれている方も居マス。
そんな時、作業しているハガキの山の脇に置いてある”マイナー呼称照合表”を見て、主流呼称のどこに該当するのか確認するわけデス。
で、何故こんな話をしたのかと言いますト今日のオチに該当するからデス。
冒頭で言いましたように、今日は隣で作業していた高校生が風邪でゴホゴホしながらフラフラしていましたノデいつ倒れるやらハラハラしておりマシタ。
ここはやはり仕事仲間としては一声かけるべきだと思うのが人情でしょゥ。ヴァンパイアでもそれくらいの感情はありマス。
しかし何と声をかけるか悩むのが私の損なトコロ。
・”大丈夫?” :普通過ぎる上に”大丈夫です”と返されるのが目に見えてる上に”大丈夫じゃねえくらい見りゃ分かるダロ”と思われかねない諸刃の剣。却下。
・いや、待て待て。 :”大丈夫です”と返されたあとどうする?
”それなら良いけど。。” 駄目だ。良くネエ。
”ホンマに?” しつけえ!
いや、待て待て、この語感の流れから”ホンマに?無理せんときよ”コレだ!
・でもそれなら最初の”大丈夫?”は別にいらんナ。。。
よしっ!相手が咳き込んだトコロで”無理せんときよ?”で行こうっ!
なんてことを年賀状の仕分けしながら考えるハイブリッド脳味噌フル稼働で待つ。
・・
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・・・・・
相手「っ…ふぅ。。。」
チャンス!机に両手を付いて頭を伏せた!何度か見せた疲れてるサイン。
私「(ちょっと苦笑気味な表情で)無理せんときよ?」
相手「え?あ、この住所どこになるんですかね?」
・・
・・・
・・・・
伏せた目線の先にあったのは”マイナー呼称照合表”
どうやらしんどくてうな垂れていたのではなく、表を見ていただけだった模様。
私「・・・あー、それは○○のトコで良いんじゃないカナ。。」
相手「はい、分かりました」
ふぅ。。。
。。
。。。
。。。。
。。。。。
ハズした。。。
あー、あと高校生(恐らく3年生)に敬語使われるようになったらいよいよ10代の終わった歳の差を実感しますネ。。。
PS:冒頭の挨拶と更新日時が合いませんガ、この文章を書き始めたのは昨日(26日)の夕方デス。
途中まで書いたところで夕飯を食べていたらその隙に妹にPCを取られて夜中まで使っていたので続きが書けませんデシタ。弱ぇな私orz
と、言うわけで現在27日朝の更新デス。